2020-05-31 ■ 鳥待ち鳥 コッコー。ポッポー。ピピピ。朝からいろんな声が上空から舞い降りる。 ここは都心の住宅地。 小鳥たちを呼び寄せるための粟が盛られていたのは、いつの日のことか。 鉄でできた本体の身長が足らず、どうも本物の鳥たちからは、 その存在を知られていないみたい。 今日も鳥を待つ。 5月の風が、モッコウバラの葉を揺らし、 動かない、その喉をくすぐって騒ぐ。